「コーヒーに合うお菓子といえば洋菓子」——そう思っていませんか?
実は、コーヒーと和菓子の相性は抜群なんです。バリスタとして10年以上コーヒーと向き合ってきた私が、この組み合わせの魅力に気づいたのは数年前のこと。何気なく羊羹と一緒にコーヒーを飲んだとき、その調和の美しさに驚きました。
本記事では、コーヒーと和菓子がなぜ合うのか、そして実際に試して美味しかった組み合わせを厳選してご紹介します。いつものコーヒータイムが、ちょっと特別な和洋折衷のひとときに変わりますよ。
コーヒーと和菓子が合う3つの理由

「コーヒーに和菓子?」と疑問に思う方も多いでしょう。まずは、なぜこの組み合わせが相性抜群なのか、その理由を解説します。
1. 「豆×豆」の親和性
コーヒーはコーヒー豆、和菓子の代表格である餡子は小豆。どちらも「豆」が原料という共通点があります。実はこの2つ、香りの成分に共通するものが多いんです。
2. 苦味と甘味の黄金バランス
コーヒーの苦味と和菓子の甘味は、対照的でありながら補い合う関係にあります。和菓子の甘さは洋菓子に比べて上品で控えめ。コーヒーの苦味を打ち消すのではなく、引き立てる役割を果たします。
3. 香りが干渉しない
和菓子は素材そのものの風味を大切にするため、香りの主張が穏やか。コーヒーのフルーティな香りやナッツのような香ばしさを邪魔しません。
【焙煎度別】コーヒーと和菓子の組み合わせガイド

コーヒーは焙煎度によって味わいが大きく変わります。和菓子との組み合わせも、焙煎度を意識すると格段に美味しくなりますよ。
深煎り(フレンチロースト・イタリアンロースト)には
おすすめ和菓子:羊羹、水羊羹、黒糖系の和菓子
深煎りコーヒーは苦味が強く、コクがあります。このしっかりした味わいには、甘みの強い和菓子がベストマッチ。
私のおすすめ:マンデリン × とらやの夜の梅
中煎り(シティロースト・ハイロースト)には
おすすめ和菓子:どら焼き、大福、最中
中煎りは酸味と苦味のバランスが取れた、最もオーソドックスな味わい。餡子を使った定番の和菓子と幅広く合います。
私のおすすめ:ブラジル × 文明堂のどら焼き
浅煎り(ライトロースト・シナモンロースト)には
おすすめ和菓子:フルーツ大福、柑橘系の和菓子、わらび餅
浅煎りコーヒーはフルーティな酸味が特徴。この酸味と合わせるなら、軽やかな甘さの和菓子を選びましょう。
私のおすすめ:エチオピア イルガチェフェ × いちご大福
バリスタおすすめ!和菓子×コーヒーペアリング10選

ここからは、私が実際に試して「これは美味しい!」と感動した組み合わせを10個ご紹介します。
1. 羊羹 × マンデリン(深煎り)★★★★★
王道にして最強の組み合わせ。羊羹の濃厚な小豆の甘みと、マンデリン特有の深いコクが見事に調和します。
2. 芋羊羹 × コロンビア(中煎り)★★★★★
舟和の芋羊羹のような、さつまいもの自然な甘みを活かした羊羹には、コロンビアのようなマイルドなコーヒーがおすすめ。
3. どら焼き × ブラジル(中煎り)★★★★☆
どら焼きの生地に含まれる卵やはちみつの風味が、ブラジルコーヒーのナッツ感とマッチ。
4. 八つ橋 × ケニア(中〜深煎り)★★★★☆
生八つ橋のニッキの香りと、ケニアコーヒーのスパイシーな風味が響き合います。
5. 栗きんとん × グアテマラ(中煎り)★★★★★
栗の上品な甘みと、グアテマラの華やかな酸味・コクのバランスが絶妙。
6. わらび餅 × エチオピア(浅煎り)★★★★☆
わらび餅のプルプル食感と、きな粉の香ばしさ。そこにエチオピアのフローラルな香りが加わると、軽やかで上品なペアリングに。
7. おはぎ × インドネシア トラジャ(深煎り)★★★★☆
おはぎの素朴な甘さと、トラジャの深いコク。粒あんのおはぎがおすすめ。
8. 最中 × コスタリカ(中煎り)★★★★☆
最中のサクサク皮と、中の餡子。コスタリカのクリーンな味わいが、最中の繊細な風味を引き立てます。
9. 水羊羹 × アイスコーヒー(深煎り)★★★★★
夏の定番組み合わせ。冷たい水羊羹のつるんとした食感と、キリッと冷えたアイスコーヒーは、暑い日の救世主。
10. みたらし団子 × カフェオレ ★★★★☆
みたらしの甘じょっぱさと、カフェオレのミルキーな甘さ。醤油の香ばしさとコーヒーの香ばしさが重なり、やみつきになる組み合わせ。
和菓子×コーヒーをもっと美味しくするコツ
コーヒーの温度に気をつける
おすすめは60〜70℃くらい。少し冷めて香りが落ち着いたタイミングで、和菓子と合わせてみてください。
和菓子は少量ずつ
和菓子を一口食べ、コーヒーを一口飲む。このリズムを意識すると、口の中でペアリングを楽しめます。
抹茶系和菓子は「相性診断」が必要
- 浅煎りのフルーティ系コーヒー → 意外と合う!
- 深煎り苦味系 → ぶつかりやすい
- 迷ったら → 日本茶に逃げるのもアリ
季節で楽しむ和菓子×コーヒー
- 春:桜餅 × 浅煎りコーヒー
- 夏:水羊羹 × アイスコーヒー
- 秋:栗きんとん × 中煎りコーヒー
- 冬:ぜんざい × 深煎りコーヒー
まとめ:和菓子でコーヒータイムをもっと豊かに
ポイントをおさらい:
- 深煎り → 甘みの強い和菓子(羊羹、おはぎ)
- 中煎り → 定番の餡子系(どら焼き、大福、最中)
- 浅煎り → 軽やかな和菓子(フルーツ大福、わらび餅)
いつものコーヒータイムに、和菓子を添えてみてください。
よくある質問(FAQ)
Q: コーヒーと和菓子、どっちを先に口にすべき?
A: 和菓子を少量 → コーヒーの順がおすすめです。甘みを苦味でリセットする流れが自然です。
Q: コンビニ和菓子でも合う?
A: もちろん合います!セブンイレブンの「お芋スティック」×中煎りコーヒーは手軽で美味しい組み合わせ。
Q: アイスコーヒーでも楽しめる?
A: 楽しめます!特に夏は水羊羹×アイスコーヒーが最高。
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