「コンビニやカフェのような美味しいアイスコーヒーを自宅でも味わいたい」
実は、アイスコーヒーはホットコーヒーと比べて、抽出するコーヒーの濃度や使用するコーヒー豆の焙煎具合に違いがあります。
そのため、自宅で美味しいアイスコーヒーを作るには、
- 深入りの豆をチョイスする
- 抽出する濃度を2倍にする
- たっぷりの氷で冷やす
この記事では、自宅でおいしいアイスコーヒーを入れる方法と、作り置きできる水出しコーヒーの淹れ方もご紹介しています。
- バリスタ直伝のアイスコーヒーのレシピ
- かんたんに作れる水出しコーヒーの作り方
- アイスコーヒーを使ったアレンジレシピ
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。
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【バリスタ直伝】自宅で美味しいアイスコーヒーの作り方
自宅でアイスコーヒーを作ってみたけど、味が薄かったり酸味が強かったりと上手く作れなかった経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回ご紹介するレシピであれば、自宅でもカフェレベルの美味しいアイスコーヒーを作ることができますので、是非チャレンジしてみてください。
バリスタが考えるホットコーヒーのレシピはこちらからチェックできます。
深煎りの豆をチョイスする
アイスコーヒーはホットより濃くコーヒーを淹れてから氷を入れて冷まします。
ホットコーヒーと同じように作ると氷が溶けた時に薄くなってしまうので気をつけましょう。
氷やミルクを入れた後もコーヒー感が残るように、アイスコーヒーには深煎り豆がとても良く合います。
おすすめの深煎り豆は澤井珈琲さんのアイスコーヒーブレンド。
焙煎後すぐに送ってくれるので豆が新鮮
開封後は密閉できる容器に入れて冷蔵庫で保管しよう
抽出する濃度を2倍にする
アイスコーヒーはホットコーヒーよりも1.5~2倍程度濃く淹れることで、氷を入れて冷まして溶けた時にちょうど飲み頃の濃さになります。
アイスで淹れる時は、ホットで使っているコーヒー豆の量を+10g、1人分だと20g~25g、2人30~35gが目安です。
使っている器具や淹れ方によっても濃さは変わるので、薄すぎたり濃すぎたらコーヒーの量を増減させて調整してみましょう。
たっぷりの氷で冷やす
ホットでコーヒーを濃く淹れたら氷を入れて急冷します。
多くの氷が溶けてしまい無くなるため、氷はたっぷりと入れるのがおすすめです。コーヒーを冷ました後も冷たさをキープするためにグラスに氷が残っているのがベストです。
コーヒーを濃く抽出しているので、たくさんの氷を入れても味は薄くなりません、グラスいっぱいに氷を入れましょう。
のどの渇きを潤してくれる美味しいアイスコーヒーが完成
夏場にゴクゴク飲むアイスコーヒー、とても美味しいですよね。自宅で作ると一度に沢山作ることができ、好きなだけアイスコーヒーを楽しめます。
今回使用した道具の解説
氷で急冷するアイスコーヒーですが、ホットと同じ器具で作ることができます。
今回使った器具はカリタのドリップコーヒーセット。ドリップコーヒー初心者から中級者まで幅広く使うことができ、コーヒーの味わいをゆっくり抽出してくれるので濃く淹れるアイスコーヒーにも最適。
ドリッパー、サーバー、ペーパーフィルターもついて2000円以下なのもお財布に優しくておすすめです。
気になる消費期限は?
コーヒーのほとんどの成分は水なので腐ってしまうことはありませんが、コーヒーは置いておくと徐々に酸化してすっぱくなってしまいます。
できる限り当日中に飲める量で淹れるのが良いですが、アイスコーヒーであれば2~3日は美味しく飲むことができます。
コンビニやカフェと比べて安いのか?
コーヒー豆の値段にもよりますが、スーパーやカルディ、無印などの一般的な価格ならコーヒーを多く使うアイスコーヒーでも1杯60円~90円前後で作ることができます。
カフェやコーヒー屋さんで購入すると150~200円前後しますが、カフェで飲む一杯と比べると十分安く作ることができます。
自宅なら好みの味のコーヒーを安く作れる
「水出しコーヒー」なら2~3日保存が可能
ホットコーヒーは数時間もすれば酸化ですっぱくなり、風味も落ちてしまいますが、水出しコーヒーは冷蔵庫で2~3日保存が可能です。
4日目以降飲めないということはありませんが、酸化により酸味が強くなってくるため、水出しコーヒーを作る際は2~3日で飲み切れる量にしましょう。
「水出しコーヒー」は簡単に作れる
専用のフィルターが付いた水出しコーヒー用のボトルで作る方法もありますが、持っていない方でも簡単に作る方法があります。
スーパーで売っているお茶パックに挽いたコーヒーを入れ、自宅にあるボトルに入れて水に漬けこみます。
水出しコーヒーのレシピは水1Lに対して100gのコーヒーを入れて、8~10時間冷蔵庫に入れておけば完成です。
夜寝る前に作るとちょうど朝に完成しています。そのままコーヒーを漬けておくと雑味もでてしまうため、完成したらコーヒーは外しておきましょう。
水とコーヒーの比率を守れば、数杯分から数十杯までお好みの量を作ることができます。
アレンジレシピをご紹介
アイスコーヒーが余った時やいつもと違う楽しみ方をしたい時に「コーヒーゼリー」の作り方をご紹介します。
分量はコーヒー100ml、砂糖15g、粉ゼラチン1~2g
※コーヒーの量によって砂糖やゼラチンの量は調整してください
鍋にコーヒーを入れて軽く沸騰するまで温めます
砂糖を入れて残らないようにしっかりかき混ぜます
ゼラチンを入れてしっかりと溶かします
粗熱が取れるまで置いておき、冷めたらタッパーなどの容器に入れて2時間ほど冷やせば完成
フレッシュをかけて食べるのも良いですが、コーヒーゼリーにバニラアイスを乗せて、はちみつをかけるととても美味しいのでぜひ試してみてください!