「自宅でおいしいアイスコーヒーが飲みたい」
気温が上がってくると、ホットコーヒーよりも冷たいアイスコーヒーがおいしく感じますよね。
そんなアイスコーヒーを自宅で簡単に作れる「水出しコーヒー」ってご存じでしたか?
この記事では、水出しコーヒーの特徴やメリット、お店レベルのおいしい水出しコーヒーの作り方を分かりやすく解説しています。
- 水出しコーヒーの特徴とメリット
- 水出しコーヒーの美味しい淹れ方
- バリスタが考える水出しコーヒーのコツ
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。
タップできる目次
水出しコーヒーとは
元々はアメリカのコーヒー店から誕生した「コールドブリュー」が日本に伝わって「水出しコーヒー」として広まりました。
その作り方は、日本の一般的なアイスコーヒーは異なり、冷水を使用してコーヒーを作る方法で、コーヒーの抽出温度の違いから味わいに違いがあります。
自宅で出来る美味しいアイスコーヒーの淹れ方をまとめているので、気になる方はこちらからチェックしてみて下さい。
水出しコーヒーの特徴
水出しコーヒーの特徴は以下の3つになります。
- コーヒーを淹れる工程がシンプルで簡単
- たっぷりの時間を使って抽出する贅沢な抽出方法
- スッキリとしたマイルドな味わいが楽しめる
水出しコーヒーは、常温の水にコーヒー豆を7~8時間ほど浸してゆっくりと抽出を行う贅沢な抽出方法です。
抽出にお湯を使用しないため、コーヒー豆の油分や味わいが強く溶けだすことなく、クセのないマイルドな味わいが楽しめる傾向にあります。
また、水出しコーヒーには酸化の元となる油分がほとんど含まれていないので、時間が経過しても味の変化の少ないコーヒーと言えます。
保存期間の目安は2~3日程度
コーヒー豆選びも重要
水出しコーヒーは、コーヒー豆本来の風味を楽しめる飲み方なので、少し質の良い豆を選ぶといつもと違った味わいが楽しめるかも。
また、コーヒー豆は焙煎度合いによっても味わいや香りが変わります。
お店のような濃厚なアイスコーヒーを飲みたいなら深煎りのコーヒー豆、苦みが抑えられたさっぱり風味が好みなら中煎りのコーヒー豆がおすすめです。
挽き方は中挽き~細挽きが定番
水出しコーヒーの基本レシピ
それでは早速、水出しコーヒーを作っていきましょう。
抽出には約7~8時間掛かるので、寝る前に仕込んでおけば朝食と一緒においしいアイスコーヒーを飲むことができます。
今回は、専用のポットを使わずに作る方法を3つご紹介します。
麦茶を入れるピッチャーを使って淹れる
普段麦茶を家で沸かしている方なら、ピッチャーがあれば水出しコーヒーを作ることができます。
お茶用パック(ティーパック)に挽いたコーヒー豆を100g入れる
ピッチャーにSTEP1を入れて。常温の水を1L注ぐ
常温に1時間ほど置いた後、冷蔵庫で7~8時間保管すれば完成
今回ご紹介した分量が多い場合は、小さなピッチャーを用意して飲み切れる分量で調整してみてください。
完成したらコーヒー豆は取り出そう
ドリップコーヒーを作る道具で淹れる
ドリップコーヒーの道具が一式あれば、水出しコーヒーをより気軽に作ることができます。
今後、ドリップコーヒーにチャレンジしてみたい方は、これを機に道具を用意してもいいかもしれません。
コーヒーサーバーに挽いたコーヒー豆を50g入れ、400~500mlの水を注ぐ
全体に行きわたるようにかき混ぜた後、冷蔵庫で7~8時間保管
ドリップコーヒーの要領で、ペーパーフィルターでコーヒー豆を取り除いたら完成
個人的にはこちらの方法がおすすめ
バリスタが考える美味しい水出しコーヒーのコツ
水出しコーヒーに限らず、おいしいコーヒーを淹れるコツとしては、基本を守ることが大切です。
水出しコーヒーで言えば、分量や抽出時間をしっかりと計って淹れることで、安定した味のコーヒーを作ることができます。
おすすめのコーヒー豆
水出しコーヒーはホットに比べてコーヒーを多く使うため、コスパの良い豆を選ぶのがポイントです。
おすすめの「ビーンズトーク コーヒー豆」は、インドネシア産の豆を深煎りにしてコクと苦味がしっかりと出ており、ベースにはブラジル産の豆を使用しています。
この豆を使用して自宅で水出しコーヒーを作れば、深みのある美味しいアイスコーヒーが、1杯で約33円で飲むことができます。
ちなみに、豆の品種は香りや酸味に優れるアラビカ種を100%使用している点もおすすめの理由です。
賞味期限・保存方法
水出しコーヒーは、完成後24時間以内に飲めるように心がけましょう。
酸化による味の変化の少ない水出しコーヒーですが、冷蔵庫で保管したとしても2~3日以内に飲み終えるようにしましょう。
道具について
水出しコーヒー用のボトルは千円前後で販売されているので、普段からアイスコーヒーを飲む方なら用意した方が便利です。
コーヒー豆を通さないフィルターも付いているので、水出しコーヒーを手間なく作ることができます。