フレンチプレスなら失敗なしで、美味しいコーヒーが淹れられるよ
フレンチプレスは、名前の通りフランスで生まれたコーヒーの抽出道具です。
日本では紅茶用として販売されたので、フレンチプレスを見ると紅茶をイメージされる方も多いのではないでしょうか。
そんなフレンチプレスですが、抽出方法は非常にシンプルでコーヒー粉にお湯を注ぐだけで完成し、誰でも美味しいコーヒーが作れます。
この記事では、フレンチプレスを使ったコーヒーの作り方と、メリットについてご紹介します。
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。
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フレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方
フレンチプレスを使ってコーヒーを淹れるのは簡単ですが、いくつかポイントを押さえることでより美味しく仕上がるので参考にしてみてください。
コーヒー豆の分量や挽き方
フレンチプレスでコーヒーを淹れる場合、1杯(160ml)の目安としてコーヒー豆を12g使用します。
ハンドドリップのように紙を使用せず、金属製のフィルターを使うので、コーヒー豆は中挽きのものがおすすめです。
2回目以降のコーヒー豆の分量は好みで調整してOK
はじめに道具を温める
フレンチプレスを使ってコーヒーを淹れる場合のお湯の温度は、82〜90℃程度が良いとされています。
季節にもよりますが、カップや道具が冷たい場合は、あらかじめお湯を注いで温めておきましょう。
コーヒー粉を用意してお湯を注いでいく
用意していたコーヒー粉を全てフレンチプレスに入れていきます。
そこに分量のお湯を注ぎ入れ、コーヒー粉と馴染ませます。
この時、乾いたコーヒー粉が無くなるように満遍なくお湯を注いでいきます。
抽出時間は4分を目安に行う
フタをかぶせて4分間ほど抽出を行います。この時、金属フィルター(赤丸)は上にある状態です。
4分後にコーヒー粉を金属フィルターで濾(こ)せば抽出は完了です。
最後にカップに注げばコーヒーの完成です。フレンチプレスで入れたコーヒーの味わいや香りを楽しんでください。
今回使用した道具は、ボダムのフレンチプレスを使ってコーヒーを淹れました。
フレンチプレスの道具はシンプルなので、デザインの気にいるものから選ぶのがおすすめです。
フレンチプレスの3つのメリット
コーヒーの淹れ方は何種類もありますが、その中でもフレンチプレスは簡単かつ美味しくコーヒーを淹れられる方法です。
ここでは、フレンチプレスのメリットについてご紹介していきます。
コーヒーの淹れ方の方法についてまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。
かんたんに美味しいコーヒーが作れる
フレンチプレスの最大のメリットは、人によって味がブレが少ないことです。
それでいて、コーヒー豆の持っている味わいをしっかりと出すことができるので、初心者だけでなくプロのテイスティングでも使われます。
コーヒー粉・お湯・抽出時間を一定にすれば、誰でも簡単に安定した味わいを再現できます。
コーヒー豆の持つ味わいを逃さず抽出できる
フレンチプレスではコーヒー粉をお湯に浸して抽出を行うので、豆本来の味わいを逃さず抽出できます。
その豆のいい部分だけでなく、良くない部分も確認ができるので、豆の買い付けやハンドドリップをする際の目安になることもあります。
コーヒー豆の持つポテンシャルを図れる
コーヒーオイルが楽しめる
新鮮な生豆(コーヒー豆)は焙煎をすることで豆の表面に脂質が浮かび上がってきます。
これをコーヒーオイルと呼び、豊かな香りと風味が特徴で、コーヒーの味わいにも影響があります。
フレンチプレスは、金属製のフィルターを使用しているので、紙のフィルターよりもコーヒーオイルを多く含むコーヒーが作れます。
ブラックコーヒーでも楽しめますが、コーヒーオイルと相性のいいミルクを入れることで、より深みやコクのあるコーヒーを楽しめます。
まとめ
この記事では、フレンチプレスを使ったコーヒーの淹れ方について解説してきました。
フレンチプレスはハンドドリップよりも簡単に安定した味わいのコーヒーが作れますので、ぜひ一度試してみてください。
自宅で美味しいコーヒーが飲みたい