苦味と甘さのバランスが絶妙でクセになるよ
カフェやお店のメニューでウインナーコーヒーを見かけることがあっても注文したことのある方は意外と少ないのではないでしょうか?
ちなみに、ウインナーコーヒーの「ウインナー」は、オーストリアの首都「ウイーン」が由来で、決してソーセージのウインナーではありません。
この記事では、カフェ文化の歴史が長いオーストリアで登場したウインナーコーヒーの由来や、作り方・アレンジレシピをご紹介しています。
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。
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ウインナーコーヒーとは?
ウインナーコーヒーは、コーヒーの上にホイップ状になった生クリームが浮かべたドリンクです。
ウインナーコーヒーに使われるコーヒーは、深煎りの豆が使われ苦味やコクがしっかりているので、生クリームの甘さとの絶妙なバランスが魅力。
ホットだけでなくアイスもあるため、ウインナーコーヒーは季節を問わず楽しむことができます。
混ぜてもいいし、別々に楽しんでも良い
名前の由来は諸説ある
冒頭でもお伝えしましたが、ウインナーコーヒーのウインナーは、オーストリアの首都であるウイーンが由来で、決してソーセージのウインナーではありません。
また、本場ではウインナーコーヒーのことをアインシュペンナーと呼んでおり、一頭立ての馬車を意味しています。
これは昔、馬車を操る運転手が待ち時間の間に嗜(たしな)んでいたとされ、主人を待つ間にコーヒーを飲んで暖をとっていたそうです。
クリームには意外な役割があった?
コーヒーにクリームを乗せる習慣は、約640年(13世紀〜20世紀初頭)もヨーロッパで影響力を持っていたハプスブルク家の時代に始まったようです。
貴族から庶民へコーヒーの文化が広まりつつある時代に、労働者が次の休憩までコーヒーを冷まさないようにクリームをフタがわりに使用したのが始まりだと言われています。
また、馬車に乗っている時にコーヒーがこぼれないようにするためにクリームを上に乗せたという説もあります。
ウインナーコーヒーの作り方について
ウインナーコーヒーは、魅力的な見た目とスイーツのような味わいから、自宅でも楽しみたい方が多いのではないでしょうか。
ここからは、家でもできるウインナーコーヒーの作り方について解説していきたいと思います。
カップに5gの砂糖を入れる
120mlのコーヒーを抽出しカップに注ぎ、よくかき混ぜる
コーヒーの上にそっと生クリームを乗せる
使用するコーヒーは、生クリームの甘さに負けないように深煎りのコーヒー豆で、できる限り濃く抽出するのがおすすめです。
コーヒーの淹れ方について詳しく解説している記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。
ウインナーコーヒーのアレンジレシピ
ウインナーコーヒーの発祥の国であるオーストリアでは、コーヒーにトッピングを行う文化があり、色々な方法でコーヒーを楽しんでいます。
スイーツ感がアップするトッピング
ウインナーコーヒーにチョコレートソースやキャラメルソースを追加すれば、一気にスイーツ感が上がり、食後のデザートとしてもGOOD。
また、シナモンパウダー・クラッシュナッツを追加することで、大人な味わいにすることも!
アイスコーヒーを使用する
ウインナーコーヒーはホットだけでなくアイスでも楽しめます。
アイスコーヒーの場合は、氷を使用するため薄まることを想定してコーヒーはホットよりも濃いめに淹れるのがおすすめ。
また、生クリームが溶けやすいように少し柔らかめに調整すると飲みやすくなるので試してみてください。
アイスコーヒーを自宅で簡単に作るレシピについては、こちらの記事でまとめていますので、気になる方はチェックしてみてください。
まとめ
この記事では、ウインナーコーヒーの由来や作り方について解説してきました。
ウインナーコーヒーを今まで試していなかった方も次回からはカフェや自宅で一度チャレンジしてみてください。
見た目と味わいからウインナーコーヒーのとりこになるかもしれません。
ウインナーコーヒーは美味しいの?