コーヒー豆は焙煎後、空気に触れることで少しずつ酸化が進んでいきます。
時間が経過していくとコーヒーの芳醇な香りや風味が失われるため、焙煎後2〜3週間以内に飲み切るのがベストと言われています。
また、保存方法に注意することでより長い間フレッシュなコーヒーを楽しむことも可能です。
この記事では、コーヒーの保管方法と、賞味期限が切れたコーヒーの活用法についてご紹介しています。
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。
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コーヒー豆の賞味期限は?
冒頭でお伝えした通り、コーヒー豆の賞味期限は2〜3週間となります。
ただし、賞味期限とはおいしく食べられる期間を指していることから、期限を過ぎても直ちに食べれられなくなるものではありません。
そのため保管しやすい加工食品や乾物に賞味期限が記載されることが多く、コーヒー豆にも賞味期限や焙煎した日付が記載されています。
コーヒー豆は、熱・湿気・光に弱いので基本は冷蔵庫で保存するようにしましょう。
自宅でおいしいコーヒーを淹れる方法について解説している記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。
賞味期限を過ぎたらどうなるのか?
コーヒー豆には12〜20%の油脂が含まれており、焙煎することで豆の表面に現れます。
この油脂分が酸化することで、コーヒーの芳醇な香りや風味が少なくなり、味も酸味が増していきます。
製品によっては酸化を防ぐために窒素を重鎮しているものもありますが、開封後はやはり2〜3週間で飲み切るのがおすすめです。
冷凍保存すれば賞味期限を伸ばせる
酸化する速度を遅くするために、空気をなるべく抜いて冷凍庫に保存すれば1ヶ月ほどは美味しいコーヒーを飲むことができます。
空気を追い出しやすいジッパー付きの保存袋がおすすめで、乾燥剤も一緒に入れてあげれば完璧です。
賞味期限の切れたコーヒー豆の使い道
余ってしまったコーヒー豆は別の用途として再利用してみるのはいかがでしょうか。
ここからはちょっと意外なコーヒー豆の活用方法についてご紹介していきます。
- 消臭・脱臭剤
- 除草
- 虫・猫除けなど
上記以外にもコーヒー粉の活用方法があり、詳しく解説している記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。
消臭・脱臭剤として活用
コーヒー粉には表面にたくさんの穴があり活性炭と同じ構造をしています。
そのため、ニオイの元であるアンモニアを吸着することができ、消臭効果が期待できます。
生ゴミのような強い臭いにも効果的で、家中の至る所で活躍してくれます。
除草として活用
コーヒーにはカフェインやポリフェノールが含まれているため、発芽抑制作用があります。
そのため、庭や畑で雑草が生えて欲しくない場所にコーヒー粉を撒くことで発芽の抑制が期待できます。
効果は半年から一年ほど持続するみたい
虫・猫除けに活用
コーヒーの粉には防虫効果があると言われており、火を付けることで蚊取り線香のような防虫効果が期待できます。
コーヒー粉を茶香炉ないし、お皿に並べて火を付けるとお香のように少しずつ燃えて煙が発生します。
キャンプや屋外でも有効
また、コーヒーの香りは、猫以外にアリ・昆虫・ナメクジなどが苦手とされています。
そのため、家の周りにコーヒー粉を撒いておくと害虫や猫の侵入を防ぐ効果があります。
まとめ
この記事では、コーヒー豆の賞味期限と保存方法について解説してきました。
- コーヒー豆の賞味期限は2〜3週間で冷蔵庫に保管
- 空気を抜いて冷凍庫に入れれば1ヶ月ほど保管できる
ちょっとした保存方法の工夫で美味しいコーヒーが飲める期間を伸ばすことができるので、是非やってみてください。
コーヒーの賞味期限はいつ?