「使いやすくメンテナンスしやすい全自動コーヒーメーカーを探している」
日本の総合家電メーカーであるPanasonicは、コーヒーメーカーにも力を入れており、いくつものヒット製品を生み出しています。
その中でも「NC-A57」は、2018年に発売されてから売れ続けており、価格コムでもコーヒーメーカーのランキングで2位になっています。(2024/6/7時点)
この記事では、筆者が実際にコーヒーメーカーを使用してみた感想や、使い勝手などについて解説しています。
Panasonicの「NC-A57」の特徴は?
「NC-A57」のコーヒーメーカーを使ってみて感じた「良い点」と「残念な点」をまとめてみました。
- 洗いやすいので清潔に保てる
- 5つのモードから好みの味をチョイスできる
- 浄水機能を搭載しているので水道水でも美味しく飲める
- 日本メーカーの製品なのでサポートも安心
- ミルの自動洗浄モードが搭載されている
- コーヒー豆を挽く精度は高くない
- 豆を挽く時の音が大きい
タップできる目次
「NC-A57」の口コミについて調査
「NC-A57」の口コミをネットショッピングサイトやSNSで調査してみました。
大手ショッピングサイトの価格コムでは、評価が5点中4.4点で、同じくAmazonでも4.3点と高評価を得ています。
口コミの中には7〜8年使用しているユーザーが複数おり、壊れにくい製品であるようにも感じました。
豆から引くコーヒーマシン🫘☕️
— TKG (Mercury) 6/29 TOKYO SCHRANZ PARTY 5@浅草ステラ (@tkgmaycry) February 7, 2024
たこ焼き機や流しそうめんと並んで使わなくなる家電四天王と言われてるけど、PanasonicのNC-A57は手入れも楽で嫁がヘビーユーズしてくれて良かった! pic.twitter.com/5Lyzh2NRiE
自家焙煎を独学して約7年経ちます。
— 40代で脱サラした「フランク・テフ」 (@chouchan71) May 28, 2023
自分でも「ハンドドリップ」しますが
忙しい時は「コーヒーメーカー」に頼ります。
その良き相棒を紹介します。
パナソニックNC-A57https://t.co/ZZxO0hvWyA pic.twitter.com/zi6Bl3RpzS
全体的に味わいの評価が高く、お手入れの簡単さを評価する声が多かったです。一方、味の薄さを指摘する意見も見受けられましたが、豆の量を多くすれば調整は可能。
「NC-A57」のレビュー
「NC-A57」を使ってみた感想や、使い勝手をご紹介します。
同梱物とデザイン
「NC-A57」は執筆時点(2024/6/7)でアマゾンにて18,900円で販売しています。
コーヒーメーカーのサイズは幅22x高さ34.5x奥行24.5cmとなっており、全自動コーヒーメーカーとしては標準的なサイズです。
高級感のある外観ではありませんが、置き場所を選ばないシンプルなデザインに仕上がっています。
同梱物には、コーヒーメーカー本体以外に計量スプーン・ペーパーフィルターが入っています。
豆の量を測るスケール(計り)も必要ないので、届いたらすぐにコーヒーを淹れることが可能です。
コーヒーの淹れ方
「NC-A57」のコーヒーメーカーはコースとフィルターの組み合わせで5つの味わいを表現することが可能。
詳細は後述しますが、4つのステップでコーヒーを簡単に淹れることができます。
本体にペーパーフィルターをセット
コーヒー豆ないしコーヒー粉をセット
容器に水を入れで本体にセット
希望のコースを選んでスタートさせたら後は待つだけ
コーヒーの抽出が終わると、自動で保温してくれてくれます。
保温開始から30経過すると煮詰まらないように温度調整をしてくれ、2時間経過すると保温を終了してくれる。
淹れたてのコーヒーが冷めないように保温してくれる
味わいの調整
こちらのコーヒーメーカーには豆を挽くメッシュフィルターが2種類、抽出のモードが3種類あるので、組み合わせで5つの味わいを表現できます。
マイルド | リッチ | デカフェ豆 | |
粗挽き | 渋み少なくマイルド | 渋みを抑えて後味良く | おすすめしません |
中細挽き | コクと苦味のバランス | コクと苦味をしっかり | コクを重視 |
分かりやすくまとめると、
- アメリカンが好みの方:粗挽きでマイルドモード
- コクや苦味を重視したい方:中細挽きでマイルドないし、リッチモード
- アイスコーヒーやカフェオレを飲みたい方:中細挽きでリッチモード
の3パターンがよく使われるのではないかと思います。
ホットコーヒーは一度に5杯分作れる
気になるコーヒーの味は?
味は主観的な意見になるので、参考程度に聞いていただきたいですが、個人的には価格に見合った味わいのコーヒーが淹れられる製品だと思います。
コーヒー専門店で飲むようなコーヒーと比較すると標準設定の場合、薄く感じるとは思いますが、調整は可能です。
コンビニのコーヒーを薄いと感じない方にとっては、違和感なく飲めるコーヒーが作れると思います。
もちろん、上位モデルと比較した場合、繊細な味が表現できない部分もありますが、普段飲むコーヒーを淹れるためのコーヒーメーカーとしては十分な性能を搭載しています。
コーヒーメーカーの使い勝手
冒頭でお伝えした「NC-A57」のコーヒーメーカーの特徴を中心に使い勝手をご紹介していきます。
洗いやすいので日々のメンテナンスが楽
このコーヒーメーカーは、バスケット部分とガラス容器・ガラス容器のフタが簡単に取り外せて洗浄することができます。
シンプルな構造なので洗いやすく、ちゃんと手入れをしていれば長い間きれいな状態で清潔に使えます。
細々したパーツはないのでメンテナンスが楽
浄水機能が搭載されている
コーヒーメーカーの背面には活性炭フィルターが搭載されており、沸騰浄水でカルキを約90%カットすることが可能。
ミネラルウオーターを用意する必要はなく、常温の水道水をコーヒーメーカーに入れるるだけでコーヒーを淹れることができます。
日本のメーカーが作っている製品
「NC-A57」はパナソニックが作っている製品です。何かあった場合の製品保証だけでなく、サポートしっかりと対応してくれます。
説明書もイラスト入りで分かりやすく記載されているので、使い方やコーヒーの淹れ方で迷うことがあればすぐに調べることができます。
ミルの自動洗浄機能が搭載されている
コーヒーを淹れた後にミルを自動で洗浄してくれるので、毎回きれいな状態のミルでコーヒー豆を挽くことができます。
コーヒー豆のカスが残っていると酸化によりコーヒーの味に雑味が混じる場合があるので、自動で洗浄してくれるのはとても便利な機能。
ミルを洗うのに分解が必要なコーヒーメーカーも多い
コーヒー豆を挽く精度は高くない
「NC-A57」はコーヒー豆を挽くときに使用するミルの種類がプロペラ式のため、コーン式と比較すると精度高く豆を挽くことができません。
プロペラ式のメリットは丸洗いできる点であるため、よりコーヒー豆の精度にこだわりたいならコーン式のコーヒーメーカーを検討しましょう。
豆を挽く時の音が気になる
人によってはコーヒー豆を挽いてる時の音が気になるかも知れません。
計測すると80dBで、フードプロセッサーとだいたい同じくらいの音量になります。
音量が気になる方は、使用する時間帯に気を付けたりコーヒー粉を使用するなどすれば対策が行えます。
スペック・価格の一覧表
「NC-A57」のスペックについて表にまとめました。
発売日 | 2018/9/1 |
販売価格 | 19,800円(税込) |
容量 | 5杯 |
サーバータイプ | ガラス容器 |
フィルター | 紙フィルター |
最大抽出容量 | 670ml |
電源コードの長さ | 1m |
洗浄 | 対応 |
着脱タンク | 〇 |
オートオフ | 〇 |
サイズ | 幅22x高さ34.5x奥行24.5cm |
まとめ-こんな方におすすめ-
この記事では、「NC-A57」を実際に使ってみた感想や音質のレビューをさせて頂きました。
最後に、「NC-A57」をおすすめする方と、こんな方にはおすすめできない方をまとめましたので、ご参考いただけたら幸いです。
- 手入れのしやすいコーヒーメーカーをお探しの方
- コーヒー豆とコーヒー粉の両方に対応しているモデルをお探しの方
- 安心できる日本メーカーの製品をお探しの方
- 味わいの調整が簡単に行える製品をお探しの方
- コーン式のミル搭載のコーヒーメーカーをお探しの方
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。