コンビニのコーヒを比較してみた!アイスコーヒーが美味しいのはどこ?

美味しいアイスコーヒーはどのコンビニで飲める?

夏になり飲むことが多くなってきたコンビニアイスコーヒー。

実はコンビニによって味わいが大きく変わるのはご存知でしたか?暑い夏にゴクゴク飲める美味しいコーヒーはどのコンビニでしょうか。

この記事では、各社ごとのコーヒーの特徴の違いをプロ目線で解説します。味わいだけでなく、価格や量、マシンの特徴など広い視点で比較していきます。

コンビニのホットコーヒーをランキングした記事はこちらからチェックできます。

記事を書いた人

喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。

【結論】一番おいしいコンビニのコーヒーはセブンイレブン

セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップのコーヒーを飲み比べて感じた味わい、価格や量、マシンの特徴について解説していきます。

コンビニコーヒーの美味しさランキング

コンビニ各社のコーヒーはどれもお手頃で美味しく感じましたが、その中でも筆者はセブンイレブンのコーヒーが一番だと思いました。

  • 1位:セブンイレブン
  • 2位:ファミリーマート
  • 3位:ローソン
  • 4位:ミニストップ

セブンイレブンのコーヒーを選んだ理由としては、苦味と酸味のバランスがよく後味にはアイスコーヒーらしい苦味を感じたから。

ちなみにコーヒーの味は、「苦味」と「酸味」のバランスでコーヒーの味わいが表現されることが多く、濃度を考慮すると以下のグラフのように整理できます。

簡易的なグラフですが、そこに各コンビニを当てはめてみました。

美味しいコーヒーは、苦味だけでなく甘みや華やかさも感じられます。

各コンビニのコーヒーや様々なコーヒーの味わいを比較して、自分好みの味や傾向を見つけてみましょう。

コーヒーの味わいや香りについてまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。

コンビニコーヒーの価格や量に違いはある?

各コンビニのコーヒーを購入して、実際のコーヒーの量を計測しました。※氷を抜いた量を計測

コスパが高いのは、ファミマとローソンのMサイズという結果に。

価格(税込)コーヒー量
セブンイレブンRサイズ:120円180ml
ファミリーマートSサイズ:120円180ml
ローソンSサイズ:120円180ml
ミニストップSサイズ:120円180ml
R・Sサイズのコーヒーの価格と量
価格(税込)コーヒー量
セブンイレブンLサイズ:210円280ml
ファミリーマートMサイズ:210円300ml
ローソンMサイズ:220円320ml
ミニストップMサイズ:200円260ml
L・Mサイズのコーヒーの価格と量

サイズが大きくなると容量が変わってくる

各コンビニの味の特徴は?

各コンビニの味わいをまとめると共に、あなたにおすすめできるコンビニのコーヒーをご紹介します。

セブンイレブンのコーヒー

セブンイレブンのコーヒーは苦みと酸味のバランスが良く、後味にはアイスコーヒーらしい苦みを感じるテイストで味の奥行きもある。

グアテマラ産コーヒー豆の甘みが印象的で、全体的にまろやかでコク深い味わい。

また、コーヒーの濃さを「かるめ」「普通」「濃いめ」から選べるのも嬉しいポイントです。

コーヒーを淹れている時の芳醇な香りも良い

ローソンのコーヒー

ローソンは苦み、酸味ともに少なく爽やかな印象。

クセが無くゴクゴク飲めるアイスコーヒーなので、喉が渇いた時にはローソンのコーヒーがおすすめ。

Mサイズならセブンイレブンと価格が同じなのに量が多くコスパに優れている。

後味もスッキリしていて飲みやすい

ファミリーマートのコーヒー

ファミリーマートのコーヒーは、ブラジル産の豆の特徴である香ばしさとほんのりとした甘みが感じられます。

ボディがあり、後味はすっきりしているため、コーヒー感を楽しめつつ飲みやすい味わいに仕上がっています。

全体的にバランスの取れた味わいで飲みやすい

ミニストップのコーヒー

ミニストップは酸味が少なく、苦みがしっかりとある従来のコーヒーらしい味わいです。

味の複雑さがない分、平坦なシンプルさが特徴です。

すっきりした味と華やかな香りを楽しみたいならミニストップ

コンビニのコーヒーの特徴

各コンビニのコーヒーの味や香りについて解説してきましたが、ここからはもう少し詳しく説明していきます。

セブンイレブンのコーヒー

セブンイレブンでは、2013年に「セブンカフェ」の販売を開始。

店頭でドリップしたてのコーヒーが100円で飲めるという驚きとともに人気商品になっていきました。

コーヒーの味わいの特徴

酸味が少なく、特に後味に残る苦みが特徴でアイスコーヒーらしいアイスコーヒーです。

苦みが強すぎず、すっきりとした爽やかさもあるため飲みやすい印象になります。

使用されているコーヒー豆

グアテマラ、コロンビア、ブラジル、タンザニアの4カ国のコーヒー豆をブレンドしています。

中煎り、中深煎り、深煎り、極深煎りの4段階に焙煎度合を分けた豆を焙煎後にブレンドすることで奥行きの味わいに仕上げています

価格とバリエーション

サイズはレギュラーとラージの2サイズで他のコンビニと比べて少ないですが、軽め、ふつう、濃いめを自由に選ぶことができます。

コンビニコーヒーはカフェと比べると薄めなので濃いめを選べるのも良いですし、シーンによって軽めを選べるのも嬉しいポイント。

Rサイズ 120円 Lサイズ210円の2サイズ展開。

環境への取組み

取引のあるコーヒー 原産国への支援を実施されています。

グアテマラには子どもたちへの学習支援、学習道具の寄付、タンザニアにはコーヒーチェリーを乾燥させる時に使う設備の提供。

コロンビアにはコーヒーチェリーから種子を取り除く時に使う設備の提供など今後も継続して取引できるように現地への支援を行っています。

ローソンのコーヒー

ローソンでは店内の淹れたてコーヒーを提供する「MACHIcafe(マチカフェ)を2011年に開始。

初期段階からコーヒーに関する知識や接客などのスキルが優秀なスタッフを認定して顧客の満足度を上げる施策に取り組んでいました。

コーヒーの味わいの特徴

エスプレッソベースのアメリカーノのアイスコーヒーのため、全体的に飲みやすい味わいで苦みも酸味も少ない分、さらに飲みやすさを感じます。

普段アメリカンコーヒーを飲まれる方や暑い日にゴクゴク飲みたい方におすすめです。

使用されているコーヒー豆

ブラジル イパネマ農園をはじめ、グアテマラ、コロンビア、タンザニアの4カ国のアラビカ種100%の豆を使用。

価格とバリエーション

S120 円 M220円 メガ320円 

ローソンはコンビニで唯一のデカフェコーヒーを飲むことができます。

アイスコーヒーSサイズ円、アイスコーヒーMサイズ円で購入できます。

ブラックコーヒーだけでなく、ラテ(ホット・アイス)もMサイズ200円で飲めるので妊婦さんやカフェインを避けたい方におすすめです

環境への取組み

通常のホットコーヒーに使用されているコーヒー豆は持続可能な農法や環境への配慮など一定の基準を満たしたレインフォレスト・アライアンス認証農園産のコーヒー豆のみを使用しています。

ファミリーマートのコーヒー

ファミリーマートでは、ファミマカフェ(FAMIMA CAFE)を2013年から開始しています。

当初の抽出方法はエスプレッソ式でしたが、2018年10月からはペーパードリップ式の新型コーヒーマシーンを導入。

コーヒーの味わいの特徴

しっかりとしたボディがあるため、コーヒー感を楽しめるのが一番の特徴です。

やや苦みの方が強い印象ですが全体的にはバランスが取れている味わいで、後味はとてもすっきりしています。

使用されているコーヒー豆

原産国すべての情報はありませんが、ブラジルセラード地域の豆を80%使用。

他のコンビニより使用しているコーヒー豆が少なく、ブラジルセラードの味わいを活かしているのが特徴。

価格とバリエーション

S 120円 M210円 L300円と3サイズの展開で、SとMは濃いめの選択が選べます。

Lサイズは濃いめのみでの提供になっています。

環境への取組み

テイクアウト資材の選定でプラスチック削減に力を入れています。

プラスチックマドラーを木製にし、アイスコーヒーにはストローがいらないフタを採用しています。

マドラーの木製化により1本あたり0.9g、ストローレスリッドでは1個あたり0.2g、合わせて年間約110tのプラスチックが削減されます。

ミニストップのコーヒー

見かけることの少ないミニストップですが、実はコンビニコーヒーをいち早く業界に導入したコンビニです。

2009年時点で、ドリップコーヒーのセルフサービス「M’s STYLE COFFEE」を全店に一斉に導入し販売していました。

コーヒーの味わいの特徴

程よい苦みがあり、酸味は少ない味わいで後味はすっきりしています。

飲みやすさを感じますが、全体的に平坦な起伏のない味わいのため、物足りなさを感じる方もいるかもしれません。

使用されているコーヒー豆

ベトナム産のアラビカ種をメインにしたブレンドでG1の最高等級豆が使用されています。

しっかりとした苦みとコクはベトナム産コーヒーが持つ特徴です。

価格とバリエーション

S120 円 M 200円  L230円

環境への取組み

ミニストップはイオングループのため、イオングループが進めるサスティナブルプロジェクトに参画しています。

ベトナムへの支援として主に学習の支援、農業技術支援などを行なっています。

コーヒーは安く買いたたかれることも多いため、適正価格での取引により、生産者を支える取り組みに力を入れています。

まとめ

この記事では、コンビニによるコーヒーの味の違いや特徴について解説してきました。

改めて飲んでみたいコーヒーや試してみたいコーヒーは見つかりましたか?

コンビニのコーヒーも手軽で美味しいですが、自分で淹れるコーヒーも一味違って別の楽しみ方ができます。

自宅でかんたんに美味しいコーヒーを淹れる方法を解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。