「ミニフォンの正しい使い方が知りたい」
HARIOから発売されている「ミニフォン」は、通常のサイフォンより小型で一人用のコーヒーを淹れるのにぴったりな製品です。
サイフォンならではの香りの広がりや、コーヒー豆の持つ本来の味わいを最大限引き出してくれるのも魅力。
この記事では、バリスタとして働いている筆者が「ミニフォン」の使い方や、製品を使ってみた感想を解説しています。
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「ミニフォン」の使い方
HARIO「ミニフォン」の使い方について分かりやすく解説していきます。
付属品と外観のデザイン
「ミニフォン」の付属品には、サイフォン本体・アルコールランプ・ろか布・説明書・計量スプーンが入っています。
サイフォン本体はほとんど組み立てられた状態で届きますが、細かく分解することができるので、気になる部分も綺麗に洗えます。
そのため、掃除をすることで長く綺麗な状態で使うことも可能。
部品は単品で購入できるので、もし破損しても使い続けられる
組み立てるとこんな感じになり、丸みのある曲線的なデザインが可愛く、部屋のインテリアとしてもGOOD。
「ミニフォン」のサイズはとてもコンパクト、500mlのペットボトルと同じぐらいの高さなので、収納するにしても場所に困りません。
「ミニフォン」を使ってコーヒーを淹れてみる
まず初めに、コーヒーの粉が逆流しないためにろか布(青矢印)を取り付けます。
最初に使うときは湯通ししてあげよう
ミニフォンの上ボールを外すと、お風呂の栓のような鎖があるので下に引っ張ってフックを外します。
付属品のろか布には表裏があり、セットした時に起毛側が上になるように取り付けてあげます。
外した時と同じように鎖を引っ張ってフックが足管の先に引っ掛かるようにセットしてあげてください。
次に上ボールにコーヒー粉を入れていきます。
説明書のレシピに沿って今回は、完成するコーヒーが120mlと想定して、コーヒー粉を12g使用しました。
好みの濃さになるようにコーヒー粉を調整してみて
下ボールに水ないしお湯を130〜140ml入れます。
水を入れすぎると抽出がうまくできないことがあるので、注意が必要です。
お湯を使ったほうが早く抽出ができるよ
アルコールランプに燃料用のアルコールを入れて、綿芯を1mm程度飛び出すようにセット。
アルコールランプをランプホルダーに入れて着火、下ボールの真下に炎が来るように調整してあげて、抽出が始まるのを待ちます。
炎は小さく、机に熱が伝わることもないので安心
アルコールランプに入れる燃料用のアルコールは付属されていないので、事前に準備する必要あり
しばらくすると沸騰し始めて、上ボールにお湯が登っていきます。
上ボールにお湯が上がってきたらコーヒー粉とお湯が均等に混じるようかき混ぜます。
その後1分ほど待って、アルコールランプの炎を消せば完成。
自動的に下ボールに抽出されたコーヒーが溜まるので、コップに移してコーヒーを楽しみましょう。
コーヒーは、同じ豆を使っていても抽出方法が異なれば違った味わいになる奥深い世界です。
コーヒーの抽出方法についてまとめた記事もあるので気にある方はチェックしてみてください。
ハリオの「ミニフォン」はどんな方におすすめ?
筆者がハリオの「ミニフォン」を使ってみて感じた製品をおすすめできる方や、そうでない方をまとめてみました。
- コンパクトで持ち運びやすいサイフォンをお探しの方
- 一人前のコーヒーを作れるサイフォンをお探しの方
- インテリアにもなるおしゃれなデザインのサイフォンが欲しい方
- たくさんのコーヒーを一度に淹れたい方
ハリオでは、「ミニフォン」以外にもサイフォンを取り使っており、2杯以上のコーヒーを一度に作れるサイフォンもラインナップしています。
アルコールランプを使用しない電気式のサイフォンもあるので、気になる方はチェックしてみてください。
サイフォンの魅力と記事のまとめ
ここまで、ハリオの「ミニフォン」について解説してきました。
サイフォンで淹れたコーヒーは、ドリップで淹れたコーヒーよりも温度が高く、抽出時も珈琲の香りが広がります。
また、コーヒー豆本来の味がしっかり引き出せるという特徴もあり、カフェやコーヒー専門店でも使われています。
世界最小サイズの「ミニフォン」ですが、コンパクトで可愛らいい見た目とは裏腹に、通常サイズのサイフォンと同様に美味しいコーヒーを淹れられます。
自宅でこだわりのコーヒーが飲みたい方は、ぜひハリオの「ミニフォン」を試してみてください。
喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。