「朝起きたら、まずコーヒー」という習慣がある方は多いですよね。
でも、「空腹でコーヒーを飲むと胃が痛くなる」「空腹にコーヒーは体に悪い」という話を聞いたことはありませんか?
実は、私もバリスタとして長年コーヒーを淹れる中で、「朝一のコーヒーで胃がムカムカする」というお客様の声をたくさん聞いてきました。
結論から言うと、朝の空腹時でもコーヒーは楽しめます。ただし、飲み方にはコツがあります。
この記事では、バリスタの経験をもとに「朝コーヒーの正しい飲み方」を5つご紹介します。
結論:朝のコーヒーは「飲み方」次第でOK
まず安心していただきたいのは、「朝コーヒー=体に悪い」ではないということです。
問題なのは、完全な空腹状態で、濃いブラックコーヒーを一気に飲むこと。
これをやってしまうと、胃酸が過剰に分泌されて胃が荒れたり、カフェインの刺激が強すぎて動悸がしたりすることがあります。
逆に言えば、ちょっとした工夫で朝のコーヒータイムは快適になります。
私自身、毎朝コーヒーを飲んでいますが、以下のポイントを守ることで胃の不調はほとんどありません。
- 起床後すぐではなく、15〜30分後に飲む
- コップ1杯の水を先に飲む
- 何か軽く食べながら飲む
- ミルクを入れる
これだけで、朝コーヒーのデメリットはかなり軽減できます。
空腹でコーヒーを飲むと起きる3つの問題
では、なぜ空腹でのコーヒーは注意が必要なのでしょうか。主な問題点は以下の3つです。
1. 胃酸が過剰に分泌される
コーヒーに含まれる「クロロゲン酸」という成分には、胃酸の分泌を促す作用があります。
通常、これは消化を助ける良い働きです。
しかし、胃が空っぽの状態だと、消化するものがないのに胃酸だけが出てしまいます。
その結果、胃の粘膜が刺激されて、胃痛や胸焼けの原因になることがあります。
2. カフェインの刺激が強く出やすい
空腹時はカフェインの吸収が早くなります。普段は問題ない量でも、空腹だと以下の症状が出やすくなります。
- 動悸
- 手の震え
- 不安感
- イライラ
特に、カフェインに敏感な方は注意が必要です。
3. 血糖値の乱高下が起きる
コーヒーを空腹で飲むと、血糖値が急上昇しその後急降下することがあります。
これは「コルチゾール」というストレスホルモンの影響です。
血糖値が乱高下すると、だるさや眠気、集中力の低下につながります。
「コーヒーを飲んだのに、なぜか眠い」という経験があれば、これが原因かもしれません。
バリスタが教える朝コーヒーの正しい飲み方5つ
ここからは、朝コーヒーを楽しむための具体的な方法を5つご紹介します。どれも簡単にできることなので、ぜひ今日から試してみてください。
1. 起床後すぐではなく15〜30分後に飲む
起きてすぐは、体内で「コルチゾール」というホルモンが自然に分泌されています。このコルチゾールは、体を目覚めさせる働きがあります。
起床直後にコーヒーを飲むと、コルチゾールの働きが抑制されてしまい、本来の目覚め効果が得られません。
理想は、起床後15〜30分経ってからコーヒーを飲むことです。
私の場合は、朝の準備を一通り済ませてからコーヒーを淹れるようにしています。
2. コップ1杯の水を先に飲む
朝は寝ている間に汗をかいて、体が軽い脱水状態になっています。そこにいきなりコーヒーを入れると、利尿作用でさらに水分が失われます。
コーヒーを飲む前に、コップ1杯(200ml程度)の水か白湯を飲みましょう。
これだけで胃への刺激も和らぎ、カフェインの吸収もマイルドになります。
3. 軽い食事と一緒に飲む
完全な空腹を避けるため、何か食べながらコーヒーを楽しむのがベストです。大げさな朝食でなくてOKです。
- トースト1枚
- バナナ1本
- ヨーグルト
- ナッツ少々
これくらいで十分です。胃に何かが入っていると、コーヒーの刺激がかなり和らぎます。
4. ミルクを入れる
ブラック派の方も、朝だけはミルクを入れることをおすすめします。ミルクには胃の粘膜を保護する働きがあります。
また、コーヒーの濃度が薄まることで、カフェインの刺激もマイルドになります。
おすすめの比率は、コーヒー:ミルク=7:3です。
カフェオレほどミルクを入れなくても、少し足すだけで胃への負担が減ります。
5. 濃すぎるコーヒーを避ける
朝からエスプレッソのような濃いコーヒーは、胃への刺激が強すぎます。
朝はライトローストからミディアムロースト程度の、比較的軽やかなコーヒーがおすすめです。
抽出も、しっかりお湯を通して少し薄めに淹れると良いでしょう。
具体的には、コーヒー10gに対してお湯180mlくらいの割合が朝には適しています。
朝に飲みたいおすすめコーヒーレシピ
バリスタの私が実際に朝飲んでいるコーヒーをご紹介します。
モーニングカフェオレ(胃にやさしい)
材料:
- コーヒー豆:12g(中細挽き)
- お湯:120ml(92℃)
- 牛乳:80ml(温め)
作り方:
- コーヒーをいつも通りドリップ(120ml抽出)
- 牛乳を60℃くらいに温める
- コーヒーに温めた牛乳を注ぐ
- お好みで少量のハチミツを加えてもOK
このレシピなら、胃に負担をかけずに朝からコーヒーを楽しめます。
朝のアイスカフェラテ(夏場向け)
材料:
- コーヒー豆:15g(中挽き)
- お湯:100ml(90℃)
- 牛乳:150ml
- 氷:適量
作り方:
- 少し濃いめにコーヒーを抽出
- グラスに氷を入れる
- 牛乳を注ぐ
- コーヒーを静かに注ぐ(2層になってきれい)
夏場でも、牛乳多めにすることで胃への負担を抑えられます。
朝コーヒーを避けた方がいい人の特徴
以下に当てはまる方は、朝のコーヒーを控えるか、量を減らした方が良いかもしれません。
胃が弱い・胃炎がある人
もともと胃が弱い方や、胃炎・胃潰瘍の経験がある方は要注意です。どうしても飲みたい場合は、必ず食後にしましょう。
カフェインに敏感な人
カフェインで動悸がしやすい、眠れなくなりやすい方は、朝でも量を減らしましょう。
カフェインレスコーヒーという選択肢もあります。最近のカフェインレスは味も良いので、試してみる価値はあります。
妊娠中・授乳中の人
妊娠中や授乳中は、カフェイン摂取量に注意が必要です。医師に相談の上、適量を守って楽しんでください。
まとめ
朝の空腹時にコーヒーを飲む際のポイントをまとめます。
- 空腹でコーヒーを飲むと、胃酸過多・カフェインの強い刺激・血糖値の乱高下が起きやすい
- 起床後すぐではなく、15〜30分後に飲む
- コップ1杯の水を先に飲む
- 軽い食事と一緒に飲む
- ミルクを少し入れる
- 濃すぎるコーヒーは避ける
ちょっとした工夫で、朝のコーヒータイムはもっと快適になります。
明日の朝から、ぜひ試してみてください。
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