コロンビアコーヒーの特徴は?おすすめのコーヒー豆やおいしい飲み方をご紹介

日本の缶コーヒーにも使われることもあるコロンビアコーヒーは、昔から私たちの身近にあるコーヒーです。

しかし、最近は高品質なスペシャルティーコーヒーの栽培も盛んで、コロンビア産のコーヒー豆が再注目されています。

この記事では、コロンビアコーヒーの歴史や味の特徴、おいしい飲み方について解説しています。

この記事で分かること
  • コロンビアコーヒーの特徴
  • コロンビアコーヒーの味や香りの楽しみ方
  • おすすめのコロンビアコーヒーと飲み方
記事を書いた人

喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。

コロンビアコーヒーとは?

日本の缶コーヒーなどにも多く使われているコロンビアコーヒーは、育てやすいアラビカ種という品種のコーヒー豆が主に栽培されています。

コロンビアはどこにある?

南アメリカ大陸の北端に位置しているコロンビアは、赤道が通っておりコーヒー作りに適した地域(コーヒーベルト)になります。

標高5,000mを超えるアンデス山系のふもとで生産されており、世界第3位の生産量を誇っています。

南北に渡って農園があるので地域によって雨季と乾季が異なり、年間を通してコーヒー豆を収穫できる珍しい国です。

コロンビアコーヒーの歴史

コロンビアでは、1730年ごろからコーヒーの栽培が行われるようになりました。

初めは、キリスト教修道院に植えられたコーヒーの木から始まり、キリスト教の関連施設が増えていくにつれコーヒーの栽培も広がって行ったと言われています。

コロンビアでは、1927年にコーヒーの流通や生産を管理する団体であるFNC(コロンビア国立コーヒー生産者連合会)が発足

小規模農園の多いコロンビアの生産者をサポートしたり、ブランディングなど積極的にコロンビアコーヒーを広めてきました。

高品質なコーヒー豆の生産にも積極的に取り組んでいる

コロンビアコーヒーの銘柄

コロンビアではたくさんの有名な豆がありますが、その中でも代表的な2つのコーヒー豆をご紹介します。

  • エメラルドマウンテン
  • スプレモ

エメラルドマウンテンは、コロンビアコーヒーの中でも約3%しか収穫されない貴重な豆で、柑橘系のフルーティーな香りと酸味が特徴。

スプレモは、豊かな酸味とコクがありナッツのような香りで、バランスのいい味わいになっています。

コーヒーの味わいや香りについて詳しく知りたい方は、こちらの記事をチェックしてみてください。

コロンビアコーヒーの特徴

日本でも多く流通しているコロンビアコーヒーですが、どんな特徴があるのでしょうか。

栽培する地域によって味わいや香りが異なる

日本の約3倍の面積を誇るコロンビアでは、生産農園が南北に広く点在しています。

そのため、栽培する環境や標高が異なり、地域によってコーヒーの個性が異なります。

地域標高味わいと香り
北部1,000〜1,300mとやや低めの標高コクが強く酸味が少ない
中部1,300〜1,700mと栽培に適した標高苦味と酸味のバランスが良い
北部1,800mを超える寒暖差の大きい環境酸味と柑橘系のフルーティーな香り
生産地域によるコロンビアコーヒーの違い

コロンビア豆の精製方法

コーヒー生豆は、コーヒーチェリーという果実の種を精製することで取り出すことができます。

コーヒーの味わいは、精製方法によって大きく変わると言われており、コロンビアでは主に水を使用する「ウォッシュド」を採用しています。

「ウォッシュド」では、コーヒーチェリーの果実部分を水で洗い流すため、発酵による風味が生成されないため、酸味がシャープに表れやすくなります。

コーヒー豆の精製方法について詳しくまとめている記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。

コロンビアコーヒーの等級は?

コーヒー豆の等級は、国ごとに独自のルールを設定しています。

コロンビア産のコーヒー豆は、収穫した豆のサイズ(スクリーンサイズ)よって3つに等級が分かれています。

エクセルソ プレミアムS18(7mm)以上
エクセルソ スプレモS17(6.75mm)以上
エクセルソ UGQS14(5.5mm)以上

最高グレードが「エクセルソ プレミアム」で、S18(7mm)以上のコーヒー豆に与えられる等級です。

S13以下は輸出されることなく、国内で流通・販売されます。

おすすめのコロンビアコーヒーとおいしい飲み方

ここからは、おすすめのコロンビアコーヒーとおいしい飲み方について解説していきます。

コロンビアコーヒーのおいしい飲み方

コロンビアコーヒーの特徴を引き出すために、焙煎は浅煎りがおすすめです。

少し低めの温度で抽出することで、濃厚なコクと甘味、ほんのりとした酸味が味わえます。

コロンビアコーヒーと一緒に食べるならナッツ系のお菓子と相性がよく、コーヒーのフルーティーさとナッツの香ばしさがマッチします。

ホットコーヒーの美味しい淹れ方についてまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみて下さい。

おすすめコーヒー豆をご紹介

ここでは、こだわりのあるおすすめのコロンビア産のコーヒー豆について紹介していきます。

コロンビア産サンアグスティン

コロンビア産の最高グレードの豆を贅沢に使用したドリップタイプのコーヒー。

ドリップタイプなので豆を挽く必要もなく、手軽に美味しいコーヒーを楽しむことができます

芳醇な香り、キリッとした苦さと深い味わいが特徴のコロンビアコーヒーで、プレゼントにも人気です。

NOBLE TREE COFFEE

兵庫県の芦屋にある自家焙煎のカフェが販売しているこだわりのコロンビア産のコーヒー豆。

浅煎りのスペシャルティコーヒーで、ピーチやライチを思わせるフルーティーさが特徴。豊かな香りと酸味も楽しめます。

Amazonで買えるコロンビア豆の中で一番リッチ

コーヒーばかの店 コロンビア(深煎り)

こちらのコロンビアコーヒーは、深煎りのため芳醇な香りと濃厚なコクが特徴の日本人好みの味に仕上げられています。

このコーヒー豆を販売している店主は、豆によって焙煎機を変えるなど、コーヒーに並々ならぬこだわりを持ったコーヒーばか。

コロンビアコーヒーの一味違った楽しみ方ができるので、気になる方はチェックしてみてください。