【ランキング】コンビニのコーヒーをプロの視点で比較してみた!

コンビニのコーヒーで一番おいしいのはどこ?

淹れたての美味しいコーヒーが手軽に買えるということもあり、コンビニのコーヒーを利用している方も多いのではないでしょうか?

ふだん何気なく飲んでいるコンビニのコーヒーですが、日々進化をしているだけでなく、コンビニによっても味わいが大きく変わります

この記事では、コンビニのコーヒーをランキング形式でまとめており、その違いや特徴について解説しています。

記事を書いた人

喫茶店やカフェの店舗運営を10年以上経験。コーヒーインストラクター1級(JCQA)・SCAJなどコーヒーに関する資格を保有。

【結論】一番おいしいコンビニのコーヒーはセブンイレブン

セブンイレブン・ローソン・ファミリーマート・ミニストップのコーヒーを飲み比べて感じた味わい、価格や量、マシンの特徴について解説していきます。

美味しいコンビニコーヒーのランキング

コンビニ各社のコーヒーはどれもお手頃で美味しく感じましたが、その中でも筆者はセブンイレブンのコーヒーが一番だと思いました。

  • 1位:セブンイレブン
  • 2位:ローソン
  • 3位:ファミリーマート
  • 4位:ミニストップ

セブンイレブンのコーヒーを選んだのは、味のバランスがよく毎日飲んでも飽きないテイストに仕上がっている為です。

コーヒーの味は、「苦味」と「酸味」のバランスでコーヒーの味わいが表現されることが多く、濃度を考慮すると以下のグラフのように整理できます。

簡易的なグラフですが、そこに各コンビニを当てはめてみました。

各コンビニで発売されているコーヒーは、それぞれに特徴があるだけでなく、価格以上の美味しさがあると思います。

その中でも、セブンイレブンは味のバランスがよく、日本人の好みに合ったコーヒーだと感じ、1位に選びました。

味覚はあくまでも人の好みによる部分が大きいので、次の章では各コンビニの味の特徴と、あなた好みのコンビニコーヒーの見つけ方について解説していきます。

コーヒーの味わいや香りについてまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。

味わいの比較とあなたにおすすめのコーヒー

各コンビニの味わいをまとめると共に、あなたにおすすめできるコンビニのコーヒーをご紹介します。

セブンイレブンのコーヒー

セブンイレブンのコーヒーは苦みと酸味のバランスが取れていてコンビニコーヒーの中で一番甘さが感じられます

後味はすっきりと飲みやすく、どんな方にも好まれるコーヒーです。

また、コーヒーの濃さを「かるめ」「普通」「濃いめ」から選べるのも嬉しいポイント。

甘さや香りを楽しみたい方はセブンのコーヒー

セブンイレブンのコーヒーについて詳しくまとめた記事があるので、気になる方はチェックしてみてください。

ローソンのコーヒー

ローソンは深煎りの豆を使用しているため苦みが強くコーヒーらしい味わいが楽しめます。

濃さもしっかりとあるのでブラックでもミルクを入れてもコーヒー感が残るのが特徴です。

コーヒーらしい苦味やコクを楽しみたいならローソンのコーヒー

ファミリーマートのコーヒー

ファミリーマートは全体のバランスがよく、優しい味わいでとても飲みやすいコーヒーに仕上がっています。

普段アメリカンコーヒーを飲んでいる方におすすめです。

すっきり軽いコーヒーが好きならファミマ

ミニストップのコーヒー

ミニストップは味に複雑さはなくとてもシンプルな味わい、後味にはしっかりとした苦みとコクが感じられます。

冷めても味の変化が少ないのが特徴です。

すっきりした味と華やかな香りを楽しみたいならミニストップ

コンビニのコーヒーの特徴

各コンビニのコーヒーの味や香りについて解説してきましたが、ここからはもう少し詳しく説明していきます、

セブンイレブンのコーヒー

セブンイレブンでは、2013年に「セブンカフェ」の販売を開始。

店頭でドリップしたてのコーヒーが100円で飲めるという驚きとともに人気商品になっていきました。

コーヒーの味わいの特徴

苦味、酸味バランスがよく、後味のクリーンで甘さもあるコーヒーに仕上がっています。香ばしい香りも特徴でどんな方にも好まれる味わいです。

使用されているコーヒー豆

グアテマラ、コロンビア、ブラジル、タンザニアの4カ国のコーヒー豆をブレンドしています。

中煎り、中深煎り、深煎り、極深煎りの4段階に焙煎度合を分けた豆を焙煎後にブレンドすることで奥行きの味わいに仕上げています

価格とバリエーション

サイズはレギュラーとラージの2サイズで他のコンビニと比べて少ないですが、軽め、ふつう、濃いめを自由に選ぶことができます。

コンビニコーヒーはカフェと比べると薄めなので濃いめを選べるのも良いですし、シーンによって軽めを選べるのも嬉しいポイント。

環境への取組み

取引のあるコーヒー 原産国への支援を実施されています。

グアテマラには子どもたちへの学習支援、学習道具の寄付、タンザニアにはコーヒーチェリーを乾燥させる時に使う設備の提供。

コロンビアにはコーヒーチェリーから種子を取り除く時に使う設備の提供など今後も継続して取引できるように現地への支援を行っています。

ローソンのコーヒー

ローソンでは店内の淹れたてコーヒーを提供する「MACHIcafe(マチカフェ)を2011年に開始。

初期段階からコーヒーに関する知識や接客などのスキルが優秀なスタッフを認定して顧客の満足度を上げる施策に取り組んでいました。

コーヒーの味わいの特徴

深煎り豆をエスプレッソマシンを使って抽出しているため苦味がつよく、コクもあるしっかりした味わいが特徴。

ただ苦味が強いだけではなく、酸味や甘みもあるため、奥行きのあるコーヒーに仕上がっています。

使用されているコーヒー豆

ブラジル イパネマ農園をはじめ、グアテマラ、コロンビア、タンザニアの4カ国のアラビカ種100%の豆を使用。

価格とバリエーション

S 120円 M190円 L220円 メガ320円

ローソンはコンビニで唯一のデカフェコーヒーを飲むことができます。

ホットコーヒーSサイズ150円、アイスコーヒーMサイズ200円で購入できます。

ブラックコーヒーだけでなく、ラテ(ホット・アイス)もMサイズ200円で飲めるので妊婦さんやカフェインを避けたい方におすすめです

環境への取組み

通常のホットコーヒーに使用されているコーヒー豆は持続可能な農法や環境への配慮など一定の基準を満たしたレインフォレスト・アライアンス認証農園産のコーヒー豆のみを使用しています。

ファミリーマートのコーヒー

ファミリーマートでは、ファミマカフェ(FAMIMA CAFE)を2013年から開始しています。

当初の抽出方法はエスプレッソ式でしたが、2018年10月からはペーパードリップ式の新型コーヒーマシーンを導入。

コーヒーの味わいの特徴

苦味、酸味、甘みなどの特徴があまりなく、全体的にバランスが取れたクリーンな味わい。軽い印象で飲みやすいコーヒーが好きな方におすすめ

使用されているコーヒー豆

原産国すべての情報はありませんが、ブラジルセラード地域の豆を80%使用。

他のコンビニより使用しているコーヒー豆が少なく、ブラジルセラードの味わいを活かしているのが特徴。

価格とバリエーション

S 120円 M180円 L220円と3サイズの展開で、SとMは濃いめの選択が選べます。Lサイズは濃いめのみでの提供になっています。

環境への取組み

テイクアウト資材の選定でプラスチック削減に力を入れています。

プラスチックマドラーを木製にし、アイスコーヒーにはストローがいらないフタを採用しています。

マドラーの木製化により1本あたり0.9g、ストローレスリッドでは1個あたり0.2g、合わせて年間約110tのプラスチックが削減されます。

ミニストップのコーヒー

見かけることの少ないミニストップですが、実はコンビニコーヒーをいち早く業界に導入したコンビニです。

2009年時点で、ドリップコーヒーのセルフサービス「M’s STYLE COFFEE」を全店に一斉に導入し販売していました。

コーヒーの味わいの特徴

深煎り豆を使用した苦味とコクがあるコーヒーらしい味わいです。冷めても変化が少なく、味わいが持続します。味の複雑さはなく、シンプルな味わいが特徴です。

使用されているコーヒー豆

ベトナム産のアラビカ種をメインにしたブレンドでG1の最高等級豆が使用されています。

しっかりとした苦みとコクはベトナム産コーヒーが持つ特徴です。

価格とバリエーション

S 120円  M 180円

アメリカンコーヒー S 120円

環境への取組み

ミニストップはイオングループのため、イオングループが進めるサスティナブルプロジェクトに参画しています。

ベトナムへの支援として主に学習の支援、農業技術支援などを行なっています。

コーヒーは安く買いたたかれることも多いため、適正価格での取引により、生産者を支える取り組みに力を入れています。

コンビニーのコーヒーに関する疑問

コンビニのコーヒーに関する疑問をいくつか集めてみました。

コンビニコーヒーの価格や量に違いはある?

各コンビニのコーヒーを購入して、実際のコーヒーの量を計測しました。

価格(税込)コーヒー量
セブンイレブンRサイズ:120円150ml
ローソンSサイズ:120円160ml
ファミリーマートSサイズ:120円150ml
ミニストップSサイズ:120円150ml
R・Sサイズのコーヒーの価格と量
価格(税込)コーヒー量
セブンイレブンLサイズ:180円235ml
ローソンMサイズ:190円250ml
ファミリーマートMサイズ:180円250ml
ミニストップMサイズ:180円250ml
L・Mサイズのコーヒーの価格と量

どこのコンビニでも量・価格に大きな差はない

タンブラーやマイボトルは持ち込める?

ローソンのみですが、タンブラーを持参することで割引が受けられます。

カフェではよくあるサービスですが、コンビニではローソンのみ。環境への意識の高さが伝わりますね。

※セルフマシン店舗や一部対象外のメニューもあるため、ご利用時は事前に確認しましょう。

コンビニコーヒーの温め直し方は?

コーヒーは直接火にかけると煮詰まってしまい、濃くなったり、風味が損なわれたりします。

サーバーに移し替えて湯煎であたためるのがおすすめです。1分ほど熱湯で湯煎し、足りなければ1分追加していきましょう。

タンブラーがあれば美味しい状態を長くキープできる

パール金属 真空アイスコンビニカップ

こちらのタンブラーは、購入したカップごとタンブラーに入れられるので、移し替えたり洗う手間もありません。

OCTERR マグカップ

こちらのマグカップは、フタ付きでスタイリッシュなデザイン。

食品用のステンレスを使用しているので、健康で衛生的に使えます。

サーモス 真空断熱タンブラー

外せないサーモスのタンブラー。サイズとカラーバリエーションが豊富です。

ステンレス製魔法ビン構造なので、周囲の熱の影響を受けにくく、冷たいものは冷たく、温かいものは温かく保つことができます。

HARIO(ハリオ) タンブラー

コーヒーのメーカーとしても有名なハリオ。自宅でのドリップコーヒー用としても使い勝手が良いタンブラー。

まとめ

この記事では、コンビニによるコーヒーの味の違いや特徴について解説してきました。

改めて飲んでみたいコーヒーや試してみたいコーヒーは見つかりましたか?

コンビニのコーヒーも手軽で美味しいですが、自分で淹れるコーヒーも一味違って別の楽しみ方ができます。

自宅でかんたんに美味しいコーヒーを淹れる方法を解説していますので、気になる方はチェックしてみてください。